座敷わらしみたいに現れた

小学校図書。
コロナ前は職員室でいただいていた給食。
今はひとりで準備室でいただいています。


ふと、廊下に人影。
気のせい?
ドアを開けても誰もいない。
おかしいなぁ。。。


また食べ始めてもやはり気になり
図書室内を見渡すと
床に座り込んで隠れている男の子。


どうしたの?
。。。。(無言)
何年生?
いちねんせい。
お名前は?
。。。。


廊下に下駄箱があるので、どれかな?
ときいてみたら
ヒントをたくさんくれて
やっとたどりついたお名前は
逃走癖あり要注意ときいていたお子さんでした。
毎年何人か、そんなお子さんがいるんです。


図書室に戻るとまた、隅っこの床に転がり込んで本を読んで
その後、近付いてきたので色々おしゃべりしました。
物知りでお話し好きなかわいらしい一年生。


何が理由かな?
おこられる。。。と、独り言。


しばらくして、何も言わずに去っていきました。



授業中ではなかったので
しばらく図書室で過ごさせましたが
今後どうすればよいのか確認しておこうと思い
放課後、担任の先生と話しました。


返ってきたのは意外な指示でした。
休み時間以外は、抱えてでも連れ戻してください。
その場を離れられない場合は図書室に入れないで待たせてください。
誰かが探しに来ます。
女性ですが叱る声がお腹に響く方で、大人でもドキッとします。


先生方のご指導を見ていて思うのは
大きな声や乱暴な言葉は子どもを一瞬怖がらせても
心には響かないし、その後の行動は大きく変わりません。
粛々と、爽やかに、子どもの声をきく指導。
そんなクラスは朗らかで、生徒が自ら行動出来ています。


とはいえ、私の立場では担任の指示には従わなければなりません。
図書室はオアシスでありたい。は、叶わぬ夢なのでしょうか。
他の方にも周知お願いします。と言われたので伝えると
「先ずは人として判断したい」と。
そんな仲間で良かった。


また来るでしょう。
本が好きな座敷わらし君。
不登校にならないといいな。
世の中にはいろんな大人がいるっていうお勉強。
なんとか乗り越えていこうね!