梨 認知
夫の姉から毎年秋に梨が届きます。
梨っていろんなところで栽培されているけれど
土地ごとに味と食感が異なりますね。
お仏壇にお供えして
あとは冷蔵庫で冷やしておいて
もういいかい?
待ちきれず食べました。
ジューシーで美味しい。
お礼の電話を夫がかけると
待っていたかのようにツーコールほどで出てくれた姉。
まだ60代後半ですが、認知症なんです。
〇〇です、と夫が名乗ると
あっ!梨ありがとう!
あちらから先に言われてしまって。。。
ちぐはぐながら会話が続き
夫は笑いながら、否定せず優しくお話ししていました。
若い頃は優秀で、単身イギリスに渡ったしっかり者の姉。
その影響もあり、夫も英語に興味を持ち
今の仕事に就いています。
最後に姉の夫が電話に出て
家を売って夫婦で施設入居を考えている。
ふたりの息子には相談していない。
完全退職したばかりの義兄。
老々介護に限界を感じたのかもしれません。
電話もらうと喜ぶからかけてやって
と頼まれて。
近い将来、自分もそうなるのかもしれない
とお姉ちゃんの変わりように以前は落ち込んでいた夫ですが
今日はそうでもなかったね。