親以外の人にかわいがられる

保育の本に。。。
親は責任を伴うので、「こうあってほしい、こうなってほしい」という思いがどうしてもこめられる。
その点、たとえばご近所さんは、かわいいと思えば理屈抜きでかわいがる。


思いが過ぎると、子どもは苦しい。
理屈抜きで愛するのは、その子そのものをかわいがることなので子どもは心地良い。


とはいえ、毎日育てていく親は、緩めすぎるとどうなるのかわかっている。
親なきあとまで考えて、強くなってほしいと願う。
それも大事。
保育士はどちらかというと親かな。


お帰りの会の後、お迎えを待ちながら遊ぶ。
ひとり、またひとりと帰っていく。
ちょっぴり淋しくて、ちょっぴりホッとするひと時。
そこで主任が理屈抜きでかわいがっているシーンを見た。
心底癒されながら、子どもの顔をおにぎりに見立てていた。
子どもたちも群がって、次々おにぎりにしてもらいたくて。
いわゆる変顔。
私も子どもにおにぎりにしてもらい、一緒に大笑いした。
ひとりの女の子が私のマスクを引っ張った。
はやく顔全体で笑顔を向けたい。
特に月齢の低い子は、生まれてからずっとマスクからはみ出た目だけの大人を見ている。
マスク外した私を見た時の子ども達の反応、楽しみだなぁ~


「孫には責任が無いから、とことんかわいがれる」
保育士もちょっとだけ、そんなひと時がほしい。


両方でバランス良く、愛される環境であってほしい。